鱗片状酸化鉄
約3.0の高屈折率を有するため、粒子表面での光の反射率が高く、樹脂にスパークル感を付与する材料として優れた特性を発揮しています。また、良好な分散性を有する薄板状粒子であるほか、塗膜中での配向性に優れ、熱的に極めて安定し、かつ無害です。
鱗片状酸化鉄 AM-200の特徴と用途
鱗片状酸化鉄 AM-200の特徴 |
鱗片状酸化鉄 AM-200の用途 |
- 約3.0の高屈折率を有する為、粒子表面での光の反射率が高く、樹脂にスパークル感を付与する材料として優れた特性を有している。
- 良好な分散性を有する薄板状粒子であり塗膜中での配向性に優れている。
- 鉄、アルミニウムを主成分とする酸化物である為、熱的に極めて安定で、かつ無害である。
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塗料、プラスチック、印刷インキ、化粧品等 |
鱗片状酸化鉄 AM-200の色調
塗膜の色調(PWC=25%、膜厚約30μm)
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AM-200 |
L * |
34.7 |
a * |
27.6 |
b * |
23.2 |
粉体の分光反射率
合成MIOは波長580nm以下の短波長光線を吸収しているのに対し、
Al-MIOは540nm以下の光線を吸収しています。
塗膜作製塗料の配合割合
Al-MIO |
メラミン樹脂 |
アクリル樹脂 |
5.0g |
1.5g |
28.5g |
鱗片状酸化鉄 AM-200の基本特性
※数値は規格値ではありません。
特 性 |
銘 柄 |
AM-200 |
主成分及び含有率 |
Al2O3 2〜7wt%
Fe2O3 92〜97wt% |
比 重 |
5.2 |
屈折率 |
2.8〜3.0 |
粒子径(μm) |
2〜50 |
平均粒子径(μm) |
12〜15 |
平均粒子厚み(μm) |
0.2〜0.3 |
かさ密度(g/㎤) |
0.30〜0.40 |
比表面積(㎡/g) |
1.5〜2.2 |
pH |
6.0〜8.0 |
耐酸性 |
pH=2(常温)で安定 |
耐アルカリ性 |
pH=13(常温)で安定 |
- ※当データは、規格値ではありません。また記載内容は、性能向上、仕様変更などの為断りなく変更することがあります。
- ※ご使用に際しては、必ず貴社にて事前テストを行い、使用目的に適合するかどうかご確認下さい。なお、ここで紹介する用途はいかなる特許に対しても抵触しないことを保証するものではありません。